Win-Win・Win-Mac間でiTunesのアートワークとライブラリを共有

雑記│ 2007年04月10日
こちらの記事でネットワークでのライブラリの共有について書きましたが、
iTunesサーバー機能搭載!外付けLANハードディスク>>

Win-Mac間でiTunesのアートワークとライブラリを共有
通常のiTunesネットワークで共有だと、プレイリストは共有できますが、アートワークは共有してくれません。
せっかくジャケット画像も自動でダウンロードできないやつは自分でスキャンして、全部コンプリートしたというのに、努力が報われません。
そこで、なんとかライブラリ(プレイリスト)もアートワーク(ジャケット画像)も共有できないものかと、試行錯誤してなんとか成功しました。

イマイチ不具合があるのですが、アートワークを共有したい方は、一度この方法を試してはいかがでしょうか。


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その方法を簡単に書くと、

・mp3やaacなどの音楽ファイルをネットワークで共有できるディスク内の一箇所にまとめる。
・ライブラリファイル類の入ったフォルダ(デフォルトの名前は「iTunes」フォルダ。)を共有ディスクに保存する。

です。


しかし、色々と不具合があって、快適に使える状況ではありません。

・不具合1
WinのiTuneを起動-終了後に、MacのiTunesを起動、またその逆の場合でも、iTunesを起動する度に、「ライブラリファイルの更新」作業が始まってしまい、その間は何の操作も受け付けてくれなくなってしまう。
これは、WinとMacではアプリケーションからライブラリファイルまでのパス(ファイル保存位置の相対関係)が違うために、毎回、それぞれのプラットフォーム(OS等の環境)に合わせて書き換えが行われるためのようです。
自動的にパスを間違えずに書き換えてくれるってのはスゴイのですが、これが結構曲者。
ウチは8,000〜9,000くらい曲が入ってるのですが、この更新作業だけで、5分〜10分くらい待たされます。
少ない曲数なら、左程気にならないかもしれませんが、さすがに毎回そんなに待てません。


・不具合2
iTunesは前回終了時と違うライブラリ情報だった時は、起動時にライブラリ更新作業をし、(同じプラットフォーム上で終了-起動した場合は更新しないようです。)アプリ終了時に再生回数やマイレートなどの情報を更新します。
自動的にファイルを上書きで更新されるのですが、なぜか、Winの場合だけ、たまにライブラリファイルの更新が失敗して、ファイルそのものが消失してしまうという、致命的な欠陥が。
ひょっとしたら、データを保存しているNAS(ネットワークハードディスク)のフォルダ属性が変更できないことが原因かも。
でも、共有フォルダ、ライブラリファイルそれぞれのプロパティーを見ても書き込み禁止になっていないし、Macでは全く問題は起きず。
非常に謎です。


そんな不具合だらけですが、一応、やり方を書いておきます。


1)
まず最初に、メインマシンのiTunesの環境設定(Winでは「設定」)から「詳細」を選択して、「iTunes Musicフォルダの場所」から”変更”ボタンを押して、音楽ファイルを保存場所を共有ディスクの任意の場所に指定します。
それから、手動、「ライブラリの統合」どちらでもよいので、音楽ファイルを指定したフォルダにまとめます。

※保存するフォルダは「iTunes」と名前を付けたフォルダの中に「iTunes Music」というフォルダを作って、このフォルダを指定すると、後で楽です。
この「iTunes」フォルダの中に、ライブラリファイル、「iTunes Music」を入れておくといった感じで、一箇所にデータをまとめて管理がしやすいため。


2)
「iTunes Library(WinはiTunes Library.itl)」と「iTunes Library.xml」(winはプラスiTunes Music Library.xml)2つ(winは3つ)のライブラリファイルをネットワーク上の任意の場所に移動(コピー)。
Macの場合は拡張子が付いて無いので、この時に拡張子”.itl”をファイル名に付け足し「iTunes Library.itl」にしておく。


3)
Macの場合…元のライブラリの入ったフォルダ「iTunes」を違う名前に変え(バックアップとして)、同じ場所に、共有ディスクに作った「iTunes」のエイリアスを入れる。
すると自動的にネットワークディスクのほうにライブラリを読みに行きます。

Winの場合…Shiftキーを押しながらiTunesを起動して、開いたライブラリの選択ウインドウから先に作った「iTunes」フォルダの中の「iTunes Library.itl」を選択。
(この時、ライブラリが拡張子を付けていないMacのライブラリだと選択できません。
逆に、MacのiTunesのoption押し起動でライブラリを選択するとき、拡張子の付いた「iTunes Library.itl」を選択できません。
Macのデフォルトの場所で一度、ライブラリファイルを拡張子がついたファイルと入れ替えて、読み込ませた後だと、ダイアログから選択できます。)


4)
サブマシン達の環境設定(設定)の「詳細」の「iTunes Musicフォルダの場所」も同じ場所を指定する。


5)
サブマシン達のライブラリ選択コマンド(Winなら、Shiftキー押しながらiTunes起動、MacならOptionキー)で共有ディスク上の「iTunes Library.itl」を選択。
あとは、ネットもしくはファイルに埋め込まれた画像から読み出されたアートワークが自動で作成された「Album Artwork」フォルダに保存されて完了。


一応、このやり方ですと、それぞれのiTunesに同一ファイルを読み込ませる形になるので、同期は完璧です。
しかし、最初の方で書いたとおり、非常に不安定で、何の前触れなくファイルが消失してしまうこともあるので、こまめにバックアップしたほうが良いでしょう。

もし、このやり方、その他の方法でも、不具合無くアートワークの共有に成功した方がいらっしゃったら、是非コメント等で教えてください!

私は今の所、音楽ファイルだけ同じ場所にして、ライブラリファイル類は別々の場所にして、更新があった場合は、新しいライブラリファイルを古いライブラリファイルのフォルダへ手動で上書きコピーしています。
もちろんバックアップは取ってあります。
ただ、この方式ですと、再生回数などが正確に保持できませんが、私は特にその辺は特に使ってないので気にしていません。


ブログ記事を参考にさせていただいたり、コメントいただいた、かつどんさんは、ファイル同期ソフトで古いファイルの内容を自動的に新しいファイルに書き換えさせているようです。
(私は起動時のライブラリ更新作業で待たされるのがイヤなので、手動でやっていますが。)
こちらのやりかたの方がスマートかもしれません。


かつどんさんの記事

StartMac #8 MacとWindowsで同じiTunesが使いたい>>
StartMac #8の続き>>
StartMac #8の Win-Mac間でのiTunes同期について>>

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