小・中学校でドレミファソラシドと習っていた音もポップス・ロックでは英語の名前で呼びます。
音の名前や高さのルールなどの基礎を知らなければ何も始まらないので、しっかり覚えましょう。
この講座では音符がわからなくとも理解しやすいように、主にピアノの鍵盤で説明しています。
なぜギターじゃないの?と思う方はこちらをご覧ください。
音楽理論はどうやって勉強すればいいの?>
でもやっぱり、ギターで勉強したいという方は左のメニューにポップアップウインドウで開くフラッシュのギターがあるので、そちらをご利用ください。
フラッシュギター(Guitar Chord Finder) フラッシュギターコードブック(Chordbook.com)

(鍵盤をクリックすると音が鳴ります)
・音名(幹音)
・オクターヴ
・基準音
・平均率
・半音と全音
・黒い鍵盤の音名 - 変化記号の付く音名(派生音)
・異名同音
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◇音名(幹音)
音の高さには名前がついており、ポピュラー音楽では一般的に英語の音名を使います。
下図はピアノの白い鍵盤の音の音名です。

この、ド〜シまでの白と黒の鍵盤を合わせた12個の音が1つのブロックとなっており、より高い音、低い音の音名は繰り返しになります。
(黒い鍵盤の音名については後の項にあります。)

◇オクターヴ
上または下の、同じ音名を持つ音どうしの高さの関係(音程)をオクターヴと言います。

(オクターヴ上の音の周波数は2倍、オクターヴ下の音の周波数は1/2となります。)
◇基準音
音楽で使う音の高さには基準となる周波数が決まっています。
国際標準高度 A=440Hz (Aは音名)

メロディーや和音を奏でる楽器はこの基準に合わせて調律(使う音の高さを固定)します。(実際の曲中では響きや曲のイメージによって、438〜444Hzくらいの範囲で使い分けられています。)
◇平均率
1オクターヴ間の周波数を数学的に12等分して音の高さを固定した音階を平均律といい、ポピュラー音楽では主にこの平均律で調律した音階を使います。


◇半音と全音
ピアノの白と黒の鍵盤を横一列に並べて図に表します。
一つ隣りの高さの関係を半音といい、二つ隣りの高さの関係を全音といいます。

全音のことを1音と言うこともあります。
◇黒い鍵盤の音名 - 変化記号の付く音名(派生音)
白い鍵盤の音より半音高い、または、半音低い黒い鍵盤の音を表す場合、変化記号を用います。
(また、変化記号を「臨時記号」と呼ぶこともあります。)
♯<シャープ>……半音高くする
♭<フラット>……半音低くする
半音高い音は#(シャープ)を音名に付けます。
半音低い音は♭(フラット)を音名に付けます。
読み方は、音名に記号名をつけて…
(例)D♯=ディーシャープ
D♭=ディーフラット
と、読みます。
♭<フラット>……半音低くする
半音高い音は#(シャープ)を音名に付けます。

半音低い音は♭(フラット)を音名に付けます。

読み方は、音名に記号名をつけて…
(例)D♯=ディーシャープ
D♭=ディーフラット
と、読みます。
◇異名同音
上記のように同じ高さの音であるのに、下から一つ高いと見るか、上から一つ低いと見るか、によって2つの名称を持 ちます。これを異名同音といいます。
C♯=D♭ D♯=E♭ F♯=G♭ G♯=A♭ A♯=B♭
E♯=F F♭=E B♯=C C♭=B
E♯=F F♭=E B♯=C C♭=B
音楽は基本的に、この12種類の高さの音の組み合わせでできています。
(厳密に言うとオクターヴ違い、太鼓(ドラム)等の音は除いてですが。)
難しいと感じていた音楽理論も、たった12種類の音の組み合わせと考えれば、怖くないですね。
次回は、おなじみの「ドレミファソラシド♪」とは何なのか、この音階の正体についてです。
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